契約前に知っておきたいプレミアムウォーターの水の値段・サーバー費用・解約手数料などの注意点
先日、イオンでお買い物をしているときに「プレミアムウォーター」というウォーターサーバーの実演販売をやっていていました。
子供が産まれてミルクを作ることも増え、「ウォーターサーバーがあったら便利なんだけどなぁ」と感じていたところだったのでいい機会だと思い、販売員の方のお話を聞いてみました。
結果として、プレミアムウォーターの契約に至ったわけですが、やはり契約作業を進める中で「聞いていた話と微妙に違う」部分などがありました。
今回は実際に契約してみてわかった宣伝文句と実際の契約内容の違いなども参考にしつつ、プレミアムウォーターの水の値段やサーバー費用、解除手数料についてまとめてみます。
目次
プレミアムウォーターの会社概要
会社の規模とサービスの良さは必ずしもイコールではありませんが、規模の大きい会社であれば安心できる部分もありますよね。
プレミアムウォーターはプレミアムウォーターホールディングス傘下のプレミアムウォーター株式会社が提供しているウォーターサーバーです。
プレミアムウォーターホールディングス
- 東証2部
- 資本金(2017年3月):24億958万円
- 売上高(2017年3月期):連結199億47百万円
- 経常利益(2017年度):連結▲7億4百万円
プレミアムウォーターホールディングスといえば、2017年にICOで資金調達を行うと発表して話題になっていた、あのプレミアムウォーターです。
結果的には2018年5月に中止することになりましたが、旬のネタで知名度を上げることができたでしょうね。
2017年だけでサーバー設置台数は25万台も増えており、売上高は前年比140%とグッと上がっているのでかなりの方が契約してくれている模様です。
肝心の経常利益は▲7億4百万円と赤字になっていますが、本年度は黒字転換することが想定されているようです。
サーバーの契約活動に注力した効果が出ているようです。
宅配水業界で3年連続シェア上位のプレミアムウォーターですが、破竹の勢いで顧客を増やしているので近い将来シェア1位となるのではないか?といわれています。
会社の規模としては申し分ないようですね。
プレミアムウォーターのウォーターサーバー契約時の注意点
冒頭でも触れましたが、私はイオンでの店頭実演販売でプレミアムウォーターと契約しました。
販売員の方がプレミアムウォーターのメリットを熱心に教えてくれ、実際にサーバーの水を飲んでから契約にいたりました。
私は最初から予想していたので驚きはしませんでしたが、販売員の方がおすすめしてくるメリットは実際には条件付であったり、通常のサービスを聞こえのいいように表現しているケースが往々にしてあります。
これはプレミアムウォーターに限った話ではないので「実際の契約内容はこうなるんですね」という感じで読んでみてください。
表現の仕方が少し誇張されているだけで嘘を言っているわけではありませんでしたのでご安心下さい。
ウォーターサーバーには無料レンタルと有料レンタルの2パターンがある
店頭販売ではプレミアムウォーターのメリットとしてサーバーが無料レンタルできるということを押していました。
具体的にはこんな感じです。
「他社さんだとウォーターサーバーを無料でレンタルできるところってあまりありませんが、プレミアムウォーターなら無料でレンタルできるのですごくお得ですよ!」
これは店頭で実演販売しているウォーターサーバーが無料レンタルできるタイプのものであって、プレミアムウォーターにも有料レンタルのウォーターサーバーはあります。
私が店頭販売でおすすめされたのはスリムサーバーとamadanaのスタンダードサーバーです。
どちらもレンタル料0円と表示されているのがわかりますね。
一方、こちらのcado×PREMIUM WATERのウォーターサーバーについてはレンタル料0円とは記載されていません。
製品詳細ページに移ると、月額1000円と記載されていますが、5才以下のお子さんがいる家庭を対象としたPREMIUM WATER MOM CLUBの方は月額500円でレンタルできます。
販売員の方も嘘をついているわけではありませんが、表現の仕方によってはそう感じてしまう部分があるんですよね。
プレミアムウォーターのウォーターサーバーはレンタル料がかかる有料のタイプもありますが、スリムサーバーとamadanaのスタンダードサーバーについては無料でレンタルすることができるのでおすすめです、という表現が正しいのですが、他社との差別化をアピールするにはこういった表現は向かないのでしょう。
有料タイプのウォーターサーバーの方がエコモードがあって電気代の節約ができたりする優れた機能がついていたりしているので、機能面では無料タイプのウォーターサーバーよりも優れているのは確かです。
どれくらいのコストまでなら家庭に置いてもいいと感じられるかをしっかりと考えてから選ぶようにしてください。
契約期間内の解約には手数料が発生する
これもプレミアムウォーターの口コミで苦情としてよく上がっていますが、プレミアムウォーターには契約期間があり、契約期間内の解約には手数料が発生します。
水のボトルの利用数にノルマがないことを売りにしている割には、最大のボトルオーダー停止期間が2ヶ月であったり、ウォーターサーバーの契約に期間が設けてあったりと、店頭でPRしている内容にはいささか良いところばかり説明している感が否めませんね。
実際の契約に当たって、プレミアムウォーターの契約期間内での解約手数料はこのようになります。
基本プラン(契約期間2年間)
- スリムⅢ、amadanaSTD:10000円
- amadana、cado(有料サーバー):20000円
PREMIUM3年パック
- スリムⅢ、amadanaSTD、スリム :15000
- amadana、cado(有料サーバー):20000円
PREMIUM3年パックであれば水のボトル代金が安くなりますので、店頭販売ではこちらをPRしています。
私が実際に契約した際もこちらをPRしていました。
いったん契約してしまうと、基本プランでは2年以内、PREMIUM3年パックでは3年以内の解約に手数料が発生します。
プレミアムウォーターとしては短期解約を防ぐための手段だと思いますが、私が解約手数料の説明を受けたのは契約作業を進めている最中でしたので、後だし感が強かったのは否めません。
販売員の方の言い分では、ウォーターサーバーを利用することが生活の一部になってしまう=ウォーターサーバーを使うことが当たり前になってしまうとそのまま継続して使い続けて頂いている方がほとんどであるため、解約手数料についてはそれほど気にかける必要はありません、ということでした。
確かにウォーターサーバーがあれば、iTQi(国際味覚審査機構)2018において「優秀味覚賞3つ星」、モンドセレクション2018にて「優秀品質金賞」を受賞している美味しい天然水をいつでも飲むことができます。
我が家がウォーターサーバーに興味を持った理由は子供が生まれたのでミルクを作ったりなど何かとお湯を使う場面が増えること、そういった場面で小さな赤ちゃんでもおいしくて安心して飲むことのできる天然水をウォーターサーバーから素早く利用できることにメリットを感じたからです。
少なくとも子供が大きくなってそれほどお水に気を使わなくなってくるまでは使い続けると思います。
しかし、プレミアムウォーターの契約はスマートフォンなどと同じように年数縛りになっています。
契約していた年数を経過しても自動的に契約更新されてしまうシステムになっているため、次の契約が終了するまでに解約する場合は手数料が発生することには注意が必要です。
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60日以上のボトル配達の休止・停止は手数料が発生する
プレミアムウォーターは自宅への宅配サービスも無料でしてくれるのが嬉しいです。
店頭でも「自宅まで無料で宅配しますし、今月はあまり水が減っていないなんて時には無料で配達を休止することができますよ!」とメリットを説明してくれましたが、実は60日以上ボトルの配達を停止する場合は手数料が発生します。
つまり、店頭で販売員の方が説明していたのは60日未満の休止にあたるケースだったみたいです。
この休止・停止手数料についても契約作業を進めている最中に説明を受けましたのでちょっとずるいな、と感じました。
- 60日間 60日経過時に800円(税抜)の請求
- 90日間 90日経過時に800円(税抜)の請求
- 120日間 120日経過時に『強制解約』
PREMIUM WATORの言い分としては60日以上利用のないケースは「すでにウォーターサーバーを使う気がない」「ウォーターサーバーを転売している」くらいしかないから、とのことでした。
プレミアムウォーターのサーバーには無料レンタルのものもありますので、ウォーターサーバーの転売を防止することを目的としている部分もあるようですね。
水の宅配停止の手数料として800円請求されるなんてバカらしいので、使う気があるのであれば60日以内に再配達してもらうようにしましょう。
気になるプレミアムウォーターの水の料金は?
ウォーターサーバーのレンタルには無料タイプと有料タイプの2種類あることはわかりましたし、解約時に手数料が発生するケースがあることもわかったと思いますが、1番肝心なのは水の料金ですよね。
いくら美味しい水であってもめちゃくちゃ高い水だったら欲しいとは思わないし、最近ではコンビニでも安くて美味しい水が買えるようになったのでプレミアムウォーターの水が魅力的に映るかどうかのハードルはかなり高くなっていますね。
プレミアムウォーターの水の料金は契約内容によって金額が異なります。
- 基本プラン:12L 1960円/本 サーバーレンタル料金なし
- PREMIUM3年パック:12L 1840円(7L 1640円)/本 サーバーレンタル料金なし
- PREMIUM WATOR MOM CLUB:12L 1520円/本 サーバーレンタル料金500円~
1番安いのはPREMIUM WATOR MOM CLUBの12L:1520円ですが、毎月サーバーレンタル料金が500円かかるので、1月2ボトル購入すると想定すると実質1770円になります。
しかし、サーバーレンタル料金の500円は毎月2本ずつ水を購入した場合に適用され、仮に2カ月に1回の購入になるとサーバーレンタル料金は800円になるため、実質1920円となります。
一見安く見えるだけで毎月継続的に利用しない場合はかえって高くつくことになるのがPREMIUM WATOR MOM CLUBの特徴です。
基本プランは12L:1960円のまさに基本プランですが、PREMIUM3年パック/PREMIUM WATOR MOM CLUBが3年契約であるのに対して基本プランは2年契約になっているメリットがあります。
ウォーターサーバーをずっと使い続けるのであれば特に問題はありませんが、どの家庭も必ずいつか解約することを考えれば2年契約はメリットといえます。
PREMIUM3年パックは12L:1840円のプランですが、7L:1640円も選ぶことができます。
金額も高くつくので選ぶメリットはありませんけども。(笑)
PREMIUM WATOR MON CLUBが条件付きで安くなっているのに対してPREMIUM3年パックでは特に制約がありません。
有料のサーバーを契約していなければPREMIUM3年パックが1番安定して安い水を購入できそうです。
- 基本パック:163円/L
- PREMIUM3年パック:153円/L
- PREMIUM WATOR MOM CLUB:126円/L ※サーバー料金込みの場合、147円/L
どのプランもおよそ1Lあたり150円の金額となりました。
PREMIUM WATOR MOM CLUBは原則サーバーレンタル料金が発生するため147円/Lがが最低料金となります。
コンビニで水を購入すると1.5Lで100円程度ですので、プレミアムウォーターの水はコンビニ価格にも劣ることになります。
その代わり、500mlのペットボトルを2本購入する場合と比べると安くはなります。
コンビニでも天然水を購入できることを考えると、コストメリットはありません。
その代わり、常に冷たい水を飲むことができたり、お湯もすぐに使うことができること。
iTQi(国際味覚審査機構)2018において「優秀味覚賞3つ星」、モンドセレクション2018にて「優秀品質金賞」を受賞している美味しい天然水をいつでも飲むことができることなどのメリットがあります。
こういったメリットを理解して使う分にはプレミアムウォーターのウォーターサーバーも高いとは感じないのではないでしょうか?
まとめ
私がプレミアムウォーターの契約をしたのはイオンで店頭での実演販売でしたが、その際に感じた不満というのも確かにありました。
けれど、結局契約した理由はプレミアムウォーターは美味しい水を宅配してくれることや、産まれたばかりの赤ちゃんに良い水を飲ませてあげたいこと、すぐにお湯を利用することができるメリットがあったからです。
ウォーターサーバーを置くことを検討するにあたって、子供の存在というのは大きいと思います。
確かに不十分な説明を受けた部分はありますが、実際に利用を開始してからは特に不満もありません。
事前にこの記事を読んでいただければ不満・不安を感じることも少なくなるかと思います。
ウォーターサーバーにメリットを感じる方はプレミアムウォーターを検討してみてください。
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