【書評】儲けのしくみ – 50万円からできるビジネスモデル –
世の中のだいたいの方がどこかの会社に所属して、会社から給料をもらう、いわゆるサラリーマンもしくはキャリアウーマンとしてお金を稼ぎ、日々暮らしていますね。
世の中の大半の方がお金を儲ける仕組みとして会社に雇われることを選んでいるということですね!
ただ、雇われの身である以上、給料が劇的に増えるということもありません。
私も一介のサラリーマンですので、今の給料が劇的に増えるということもなく、少しずつ増えていくんだろうな、と感じています。
ですが、サラリーマンを超える収入を得るためには、やはりサラリーマンとしての傍ら副業に励むか、個人事業主として起業するか、もしくは転職してサラリーアップを狙うしかありません。
私は副収入を得てサラリーの足しにすることをまずは目標としたいので、この「儲けのしくみ」を読んでみました。
50万円からできるビジネスモデル
ここでいう50万円というのは50万円で起業するというニュアンスではありません。
たとえば、今ある事業に50万円の追加で高収益化すること。
既存のビジネスモデルにプラスアルファの要素を追加することで、既存のビジネスモデルとの差別化を図る方法などを具体例を元に解説しています。
急成長したGoogleの成功例からもっと規模の小さいビジネスの話まで幅広く紹介されているのがためになります。
紹介されている内容の中で私が特にためになったモノを紹介しておきます。
無料提供で顧客との接点を作る
ここでは「タダヤサイドットコム」を例に挙げています。
タダヤサイドットコムでは農家が消費者にタダで野菜をプレゼントするサイトですが、プレゼントする野菜は形が悪かったりして販売することはできない新鮮な野菜。
消費者としては形が悪くても新鮮な野菜がタダでもらえる。
農家は消費者に野菜を直販するきっかけができる。
サイトは売上から手数料収入を得る。
ここに関わる全ての方にメリットがあるのが驚きでした。
こういったビジネスモデルであれば成功しますよね。
何もしない
ここで紹介されていたのは驚きの何もしないというビジネスです。
考え方は既存のサービスから引き算すること。
例に挙げられていたのは喫茶店なのにコーヒーもスイーツも出さない喫茶店。
提供するのは場所だけで、飲食の提供はありません。
このため、経費は人件費とテナント代だけです。
飲食の提供によるリスクを取り除いて場所の提供だけで利益をあげるというのは意外と盲点です。
喫茶店なのにコーヒーが飲めないなんて想像できませんよね?
でもこの喫茶店はテナント代が回収できてしまえばあとは利益なんです。
月の半分で代金を回収して、残りは利益を積み上げるだけなんて理想的なシステムですよね。
書評まとめ
「儲かけのしくみ」は儲けるためのアイデアを詰め込んだ本です。
具体的なビジネスへの取り組み方法を解説しているわけではなく、あくまでも「このビジネスモデルはこういったアイデアから生まれている」というものをまとめたものです。
私の場合は具体例よりもアイデアの方が知りたかったのでとても勉強になりました。
気になる方は読まれてみてください。
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